2024年夏の甲子園で3年ぶりのベスト4入りを果たし、注目を集めた京都国際高校野球部!
京都国際高校野球部が勝利した後に歌う韓国語の校歌が話題となっています。
この韓国語の校歌に「意味や理由は?」「なぜ韓国語の校歌なの?」「歌詞全文が知りたい」といった視聴者の疑問があるようです。
今回は、「京都国際高校の校歌が韓国語なぜ?歌詞全文や韓国人の割合【甲子園】」と題しまして、ご紹介します。

京都国際高校の校歌が韓国語なぜ?

引用先:NHK
京都国際高校野球部が勝利した後に歌う「♪東の海を渡りし大和の地は偉大な祖先古の夢の場所」という韓国語の歌詞による校歌にも注目が集まっています。
京都国際高校の校歌は、なぜ韓国語なのか調査したところ、発祥にまつわる理由がありました。
京都国際高校の発祥は1947年。
京都国際高校は、京都府の在日同胞を中心に民族教育のために建てられた学校です。
英語や韓国語の多言語教育を実践するなど「世界で活躍する人材育成」を教育目標に掲げています。
京都国際高校の白承桓(ペク・スンファン)校長は、韓国語の校歌になぜなったのか理由についてこう語られています。
当初、韓国語の校歌を理由にした嫌韓電話が多く、校内に問い合わせがあったそうです。
韓国語の校歌を理由にした嫌韓電話が多く、教師らが校歌について悩んでいると、「これまで歌ってきた校歌をなぜ変えるのか」と言ったのは生徒たちだった。
引用先:中央日報
在日同胞が日本に定着するにつれ、韓国式の教育を受ける生徒数がなぜかどんどん減ってしまったそうです。
1999年、生徒数減を緩和するために設立されたのが野球部でした。
設立当初は、なかなか勝利にも恵まれなかった野球部でしたが、部員達の努力で少しずつ野球好きな生徒が集まり、夏の甲子園進出を決めるほどの実力を身につけていきました。
在日同胞が設立した韓国系民族学校の京都国際高校。
高校球児の夢の舞台である甲子園の地に立つほどに成長を遂げています。
京都国際高校の韓国語校歌の歌詞全文
京都国際高校の韓国語校歌の歌詞全文をご紹介します。
【歌詞全文】
東の海を渡りし 大和の地は 偉大な祖先 古い夢の場所
朝な夕なに 体と徳を磨く 我らのふるさと 韓日の学び舎
NHKは14日、全国高校野球選手権大会(甲子園球場)に出場している京都国際(京都)の韓国語校歌を放送する際、歌詞に含まれる「東海」を「東の海」と表記した。韓国が日本海について「東海」(トンヘ)を国際的な呼称にするように主張する中、同校はNHKに対して「東海」ではなく「東の海」の日本語訳を提出するなど、高校野球を韓国側の政治的主張と切り離そうとしているようだ。
引用先:産経新聞
歌詞全文を見ると、校歌冒頭の「東の海」とありますが、元々は「東海」(トンへの意味)
学校側から日本語訳されたものを甲子園では表記しているようです。
京都国際高校の韓国語校歌は2021年の夏の甲子園で歌われた
京都国際高校が甲子園に初出場を果たしたのが2021年、韓国語の校歌が初めて甲子園球場で歌われました。
3年ぶりのベスト4入りを果たした2024年夏の甲子園の地でも大きく響き渡っていました。
勝利する度に韓国語の校歌は野球部の選手らに歌われ、夏の甲子園を制することができた暁にはおさらに大きな反響を呼ぶことになりそうですね!
京都国際高校の韓国人の割合
京都国際高校の韓国人の割合は、約3割と言われています。
現在、京都国際高校の全校生は138人。
このうちの61人が野球部に所属するほど野球への愛が深いそうです。
京都国際高校の野球部内の韓国人の割合は分かっていませんが、今でも全校生徒の約半分の生徒は在日韓国人や朝鮮系日本人と割合は多いようです。
京都国際高校では、全校生徒の約半分が野球部所属というから驚きですよね!
【主な卒業生】
・シン・ソンヒョン
・ファンモク・チスン
・チョン・ギュシク
韓国の元選手が京都国際高校の出身だそうです。
日本人選手も多く輩出しており、2024年夏の甲子園で一気に注目度を上げた野球部ナインの名も連ねることになりそうですね。
まとめ
今回は、「京都国際高校の校歌が韓国語なぜ?歌詞全文や韓国人の割合【甲子園】」と題しまして、ご紹介しました。
京都国際高校は、京都府の在日同胞を中心に民族教育のために建てられた学校です。
京都国際高校の韓国語校歌の理由は、「韓日友好の象徴にしたい」という想いからでした。
全校生徒138人のうち、野球部員は61人と野球愛の深い京都国際高校!
高校野球を韓国側の政治的主張と切り離そうとしている節も見えますが、高校球児の夢の舞台である甲子園という地で、韓国語校歌が輝かしく響き渡ります。
コメント